日本スペシャルティコーヒー協会のコーヒーマイスター《費用・難易度》


最高級のコーヒー、「スペシャリティコーヒー」を入れよう!

午後のティータイム。コーヒーとクッキー

日本スペシャリティコーヒー協会のコーヒーマイスターが扱う「スペシャリティコーヒー」とは、日本スペシャリティコーヒー協会が定義するところによると、「消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること」「際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくが風味の素晴らしいコーヒーの美味しさがあること」「その上で、カップの中の風味が素晴らしい美味しさを保つためにコーヒー豆からカップまでの総ての段階に於いて一貫した体制・工程で品質管理が徹底していること」が条件となっています。

具体的には、「生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ないコーヒー豆であること」
「適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること」
「適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されること」が求められています。

つまりコーヒー豆の生産から一杯のコーヒーとして提供されるまで品質に徹底的にこだわり抜いたコーヒーが「スペシャリティコーヒー」と成り得るのです。コーヒーには、モカやキリマンジャロといった様々な銘柄がありますが、同じ銘柄のコーヒーでも産地や農場によって味が変わってきます。日本スペシャリティコーヒー協会のコーヒーマイスターはその上で世界でもトップレベルの農場のみで栽培されるコーヒー豆である「スペシャリティコーヒー」について学び、その豆を使うことで、「コーヒーの本物の香味」を知ることが出来る資格となっています。

日本スペシャリティコーヒー協会のコーヒーマイスターとなりスペシャリティコーヒーを扱う上で、一杯のコーヒーとして提供されたスペシャリティコーヒーのクオリティを判別するには、一般的なコーヒーの尺度とは全く異なる、スペシャリティコーヒーに適用可能な判定尺度を知ることが重要です。

具体的に日本スペシャリティコーヒー協会が記している尺度は「カップ・クオリティのきれいさ」「甘さ」「酸味の特徴評価」「口に含んだ質感」「風味特性・風味のプロフィール」「後味の印象度」「バランス」の七項目となっていて、これらの知識を得ることが日本スペシャリティコーヒー協会のコーヒーマイスターとなり、スペシャリティコーヒーを入れることの条件となっています。

日本スペシャリティコーヒー協会のコーヒーマイスターを目指すことをきっかけにコーヒーについてよく知ることは、コーヒーを楽しむ上で、自分にとって、ご家族やご友人にとって一番美味しいと感じられるコーヒーを選ぶことができるようになるということです。例えば、ご自宅にコーヒー豆を買ってきて楽しまれる場合もそうですし、外出先のカフェやレストランなどでコーヒーを飲まれる場合も同じです。コーヒーカップの種類や豆同士の相性、コーヒーの入れ方による味の変化を知れば、無限に存在する組み合わせの中から、一番美味しいと感じることのできるコーヒーを見つけ出せるのではないでしょうか。

 

日本スペシャリティコーヒー協会って?

スペシャリティコーヒーはコーヒー豆の生産を担う生産者だけが頑張っても、輸送を担う輸入商社だけが頑張っても、焙煎を担うロースターだけが頑張っても、コーヒーとして提供するバリスタだけが頑張っても、消費者が感動してくれるようなスペシャルティコーヒーは実現されません。

コーヒー豆から一杯のコーヒーとして提供されるまで(From Seed to Cup)に携わるすべての方々がスペシャリティコーヒーに関する知識を深め、それを扱うスキルのレベルアップがあって、
初めてスペシャルティコーヒーは実現されます。日本スペシャリティコーヒー協会はその上で、スペシャルティコーヒーに関わる生産、輸送、焙煎、抽出のすべての段階に携わる人々が協力しあい、民主主義的な手続きのもと、同じ目的のために切磋琢磨することを目的として運営されている団体です。

 

日本スペシャリティコーヒー協会のコーヒーマイスターになるには?

白いボードに指をさす外国人の女性

日本スペシャリティコーヒー協会ではコーヒーマイスター養成講座を通してコーヒーマイスターを資格認定しています。コーヒーマイスター養成講座は専用テキストでの自宅での自習と、東京、関西(神戸)、福岡での実技講習会1回の受講と認定試験が内容となっています。自習のカリキュラムの概要は「コーヒーとカフェの歴史について」「コーヒーの生豆について」「コーヒーの産業・経済について」「コーヒーの産地について」「コーヒーの抽出技術と食器の知識について」「コーヒーの科学と健康について」となっています。受講料は39,420円(税込み)です。

スペシャリティコーヒー協会はこちら same sites


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