本格的にコーヒーの資格を極めて海外で働こうという方は、どのような点に注意すればよいでしょうか?
海外で働くために必要となる資格や、その方法、注意点などをこちらの記事にてご紹介します。
コーヒーの資格をとって海外で働く
まず大前提となるのは、海外でバリスタとして働くことはそう簡単ではない、ということです。
どの国でも現地人を採用したがる傾向にあるのは当然のことであり、接客対応が問題なく可能なレベルの現地語をしっかり話せるのは当然として、現地人より高いスキルを持っていないと難しいものです。
また、外国人にはビザの壁を乗り換える必要もあるのもポイントです。
持っておきたい資格としては、レストランやカフェなど海外の飲食店では欠かせないコーヒー関連の資格ですが、それらがあっても海外で働くことはできない可能性があります。
その原因は、ビザのしくみにあります。
海外で働く場合は、就労ビザを発行してもらわなければなりませんが、就労ビザが下りるのは実務経験10年以上、もしくは大卒以上でなければ難しい場合がほとんどです。
この条件は国によってまちまちですが、特にアメリカやイタリアなどの先進国では厳しい傾向にあります。
飲食店でのアルバイト経験から海外労働を考えた場合は、条件のゆるい地域に限られる場合もあります。
就労ビザを取得する別の方法としては、ワーキングホリデーの制度を利用する方法もあります。
この制度は、18歳以上から30歳以下の方のみを対象とした、他国の地域文化の相互理解を深めるために海外地域での休暇と、その間の滞在費を補える分の労働を認めるものです。
ワーキングホリデー制度を利用した場合、期間はとても限定的ですが現地で働くことが可能です。
海外の職場環境も、日本とは大きく違う点には注意したいものです。
職場での人間関係は日本よりずっとドライで、オンオフの切り替えが明確なことは有名ですが、レイオフによって職場を突然解雇されることも覚悟しなければなりません。
レイオフとは、業績悪化を防ぐために一時的に人員費用を節約しようというもので、自分の実力への評価とは関係なしに突然行われるものです。
海外で働く場合は、安定した労働が困難なケースが多いので注意しましょう。
コーヒーは世界的に人気の飲み物なので、各地にバリスタを要請するスクールがありますので、そのような学校へ留学する方法もあります。
特に人気なのがオーストラリアであり、「Responsible Service of Alchohol (RSA)」の資格や「Barista Skills」などの資格取得を目指すことができます。
日本のコーヒー業界の最先端で活躍するバリスタには、海外での労働を経験している方も多いので、ぜひ学んでみたいですね。
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