コーヒー豆の種類
数多くの缶コーヒーやインスタントコーヒー、大学生の人気バイトが大手のカフェであったり、最近ではコンビニでもずいぶんおいしいコーヒーが飲めるようになりましたね。このように今や社会の至る所に浸透しているコーヒーですが、その味だけでなく、歴史や社会に及ぼして来た影響など、ただの飲み物とは一線を画す奥深い世界が広がっています。今回はそんなコーヒーの原料である、コーヒー豆の種類について、ご紹介していきましょう。
コーヒー豆ってそんなに種類があるの？
ブルーマウンテン、マンデリンなど、いくつかコーヒーの品種の名前を聞いたことは、誰でもあるのではないでしょうか。しかし、実際にどれくらいに品種がコーヒー豆にあるのか知っている人は、そんなに多くないのではないでしょうか。原産地のエチオピアから広がったコーヒー豆の栽培は、今や世界60数カ国にまで広がりました。これらはコーヒーベルトと呼ばれる北緯25度から南緯25度の間の地帯で栽培されています。そしてこれらの地域でそれぞれ、その土地の気候、風土に合わせて様々な栽培方法がとられています。このように様々な栽培法がとられていることから、それに応じた数多くのコーヒー豆の品種が生まれるのです。それでは具体的にコーヒー豆の品種と特徴を見ていきましょう。
まずはメキシコです。産地はメキシコで、酸味と香りが両方適度で、柔らかい上品な味がします。グァテマラは産地がグァテマラ、特徴は香りが甘いこと、程よい上品な酸味、芳醇な風味などです。
次は聞いたことのある人も多いかと思います。ブルーマウンテンです。産地はジャマイカで、全てのコーヒーの良い部分を併せ持っているといわれており、非常にバランスのいいコーヒー豆です。クリスタルマウンテンはキューバ産。特徴は酸味と苦みのバランスが非常に良く、上品な味を持ち、最高級品といわれています。コスタリカはコスタリカ産で、芳醇な香りと程よい酸味を持ち、上品な味がします。コロンビアはコロンビア産で、香りが甘く、柔らかな酸味と相まって、まろやかなコクがあります。ベネズエラももちろんベネズエラ産で、控えめの酸味と独特の苦み、程よい香りがあります。その他には、ブラジルサントス、ハワイコナ、モカ、ケニア、キリマンジャロ、マンデリン、ロブスタがあり、それぞれ違った味と風味を楽しむことができます。
コーヒー豆の種類、あなたは何個知っていたでしょうか。全部知っていた人はかなりのコーヒー通ですね。
代表的なコーヒー豆の種類3選
コーヒー豆の種類をざっと上げてきましたが、ここではそんなコーヒー豆の三大原種を取り上げて詳しく説明していきます。
現在使われているコーヒー豆の約9割はアラビカ種というエチオピア産で栽培されている種類の豆が占めています。味、香りともによいことから好まれています。栽培には、高地で20度前後の気候が最適とされ、水はけの良い斜面が好まれます。品質が非常に良く、収穫量も多いために世界のコーヒー市場の主役となっています。しかし、霜や乾燥に弱く、高温多湿では栽培できません。レギュラーコーヒーに多く使用され、香り高い酸味と風味が特徴です。
二つ目が、ロブスタ種です。原産地はアフリカのコンゴで、低地、傾斜地での栽培に適しています。比較的、環境への適応力に優れ、大きさとしては、アラビカ種と同程度です。アラビカ種よりも病気などに強いとされていますが、その分味、香りはアラビカ種よりも劣るとされています。しかし、焙煎の仕方次第で、ロブスタ種ならではの味わいがでてきます。一般的にインスタントコーヒーや缶コーヒーに使われているのがロブスタ種になります。
最後の三つ目がリベリカ種です。アフリカのリベリアが原産地で、ロブスタ種よりさらに低地での栽培に適しています。環境適応性が強く虫害などにも強いのですが、収穫に長い時間がかかることから、あまり生産されていないのが現状です。苦みが強く、日本ではなじみのない品種です。
これを知っていれば「ツウ」マイナーコーヒー豆3選
ここでは先ほど紹介した中から、これを知っていれば、かなり通、という少しマイナーなコーヒー豆を、三つ詳しく紹介していきます。
まずはハワイコナです。原産地はその名の通り、ハワイです。ハワイコナはハワイ島のコナ地区で飲み栽培され、100年以上の伝統を誇る歴史的なコーヒーブランドです。火山による豊穣な土壌で栽培されるハワイコナは政府の品質管理のもと、丁寧に手作り栽培されています。そうして保証された高品質と希少価値から、高級コーヒー豆として知られています。
次がケニアです。原産地はケニアで、ヨーロッパ諸国ではかなりの人気があります。酸味が強いのが大古な特徴で、全体的に強い風味を持っています。上品なコクと香りの楽しめる一品です。
最後がジャワです。まろやかなテイストのアラビカ種のコーヒーです。酸味がなく、香りだかく飲みやすいのが大きな特徴です。19世紀に一度衰退した時期もありましたが、現在は盛んに栽培されています。
様々なコーヒー豆の種類をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。いろいろと試してみて、自分のお気に入りの一杯を見つけられるといいですね。
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